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リムの芯材について [道具全般]

リム選びのポイントで、単純にも「ハンドルとメーカーを合わせる」と書きましたが、前回の記事でも少し触れたように、芯材をウッドコアにするかフォームコアにするかも迷うポイントではあると思うので、自分なりに少し整理してみました。

<ウッドコア>
 文字どおり、木の芯材です。アーチェリー用に限らず、昔の弓は木でできたワンピースボウでした。現在市販されているウッドコアリム、特に上位モデルには主にメイプル材(楓)が使われています。
 木は昔から使われてきた素材ですから、製造上の技術がすでに確立されています。もちろんウッドコアでもリムの破損はありますが、芯材の損傷よりも接着の剥がれによるもののほうが多いようです。また、洋の東西を問わず、古い建築物は全て木か石でできていることからもわかるように、天然の素材は人工素材より長持ちする、つまり耐久性の高さが最大の強みです。
 また、天然皮革の靴が時間とともに足に馴染むのと同じように、リムもまた射ち手のクセに馴染んでくれるといえます。言い換えれば、ねじれてもそれなりに安定性は保たれるということです。
 ただし、気温の変化による伸縮には気を使う必要があります(特に夏場で直射日光が当たるような射場では、時折リムに水をかけましょう)。このことは当然、かえりのスピードや安定性といった基本性能に直接影響するので、注意が必要です。


grand-prix-limbs-carbon-quattro.png
ちなみに、この記事を書いている時点で管理人が最もお勧めできるウッドコアリムは、自身も使っているHOYTのQuattro(ウッドコア)です。引きやすさ、ねじれへの耐性、かえりの安定性の全てを兼ね備えた一品です。

<フォームコア>
 フォーム(foam)は1995年ごろから登場した人工の芯材ですが、いうなれば発泡スチロールの一種です。意外に思われるかもしれませんが、発泡スチロールは割としなやかで、少し曲げてから手を離すとちゃんと元の状態に戻ります(もちろん、リムに使われているものは発泡スチロールなんかよりもはるかに強くてしなやかですが)。また、少し曲げた状態で違う方向から力を加えても簡単には壊れません。ただ、同じことを繰り返すとあっさり折れてしまいます。フォームコアがねじれに弱いといわれる所以です。
 天然材であるウッドコアと違い、一定の質で作れること、素材の良し悪しの目利きが不要になること、加工が比較的容易であること(木を折らずに曲げるにはそれなりの技術と手間が必要)、といったメリットがあります。もっとも、これらのメリットの多くはメーカーにとってのものですが。
 もっとも、リムは何百回も何千回も強い力で繰り返し射つという、たいへん過酷な環境で使われる道具ですので、本来はしなやかさと耐久性に優れた天然素材を使うのがふさわしい。それを人工素材で実現したのですから、これは考えてみればすごいことです。また、最近は破損トラブルも聞かれなくなってきました。
 ちなみに、ウッドコアと違って気温の変化に強いという話もよく耳にしますが、フォームコアもそれなりに伸び縮みはあるので過信は禁物です。

elite-carbon-hight-foam-limbs4.jpg
この記事を書いている時点で管理人が使ってみたいと思っているフォームコアリムは、SFアーチェリー(Win & Win製)のElite Carbonです。引きやすさ、特にクリッカーゾーンの柔らかさが特徴で、その割には力強くかえりますので、安定志向でもパワー志向でも幅広く対応した一品です。価格が安いのも魅力。


最後に、どの芯材にするか迷ったら、歴史が長く技術的に確立して耐久性に優れているウッドコアをお勧めします。もっとも、欧米メーカーはウッドコアを、韓国メーカーはフォームコアを、それぞれ得意とする傾向もあるようですので、そういったものも参考にして決めるといいでしょう。

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自分なりに考えた、リム選びのポイント [道具全般]

ハンドルと同じように弓の性能を大きく左右するのがリムです。ハンドルが矢の発射台の役割をしているのに対し、リムは矢の発射装置の役割を担います。これらは一心同体なので、リムそのものの性能に加えて、ハンドルとの相性の良さが重要なポイントになってきます。

特に昨今販売されている競技用の弓は、ハンドルとリムの接合部が事実上ILF規格に統一されているので、基本的にどのメーカーであっても接合部の形は共通しています。なので、HOYTのハンドルにWin & Winのリムをつけたり、MK KoreaのハンドルにHOYTのリムをつけたり、メーカー間のクロスオーバーができるようになっています。

ちなみに、HOYTにはもう一つFormula規格があり、ILFとの互換性はありません。Formula規格のリムは現在HOYT製とスコットランドのBorder社製のみ(アダプターをつければフランスのUukha社も)が流通しています(今のところは)。

話を戻すと、Formula以外ではハンドルとリムのメーカー間クロスオーバーがいくらでもできるので、じつに多くの組み合わせが可能であり、ここで迷うことも多々あるのです。

ということで、ようやく本題ですが、リムを選ぶときのポイントはただひとつ。ハンドルと同じメーカーのものを買うことです。理由は簡単で、ハンドルをつくるときもリムをつくるときも、性能や耐久性などのテストは自社製品の組み合わせで行うと考えるのが自然だからです。Win & WinがわざわざHOYTのリムに合うようなハンドルをつくることは考えられないし、HOYTがWin & Winのハンドルに合うようなリムをわざわざ開発するとは考えられません。なので、ハンドルもリムも同じメーカーで揃えることで、弓本体としての性能を発揮しやすくなるといえます。

あとは芯材をウッドコアにするのかフォームコアにするのか、いきなり最高級品から買うのか初心者用からスタートするのか等々ありますが、それについてはショップとよく相談の上で決めるといいでしょう(ちなみに管理人はウッドコア派です)。リムのレンタルをしているショップやメーカーもあるので、レンタルリムを使っている間にゆっくり決めるのもいいでしょう。
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